私たち人間は、毎日色々な出来事がある中で生きています。

楽しいこともあれば辛いこともあるでしょう。
それでも、1日24時間という時間は誰にでも等しく与えられています。

できるなら毎日笑顔で幸せに過ごせたらと思っても、落ち込むことがあったり、体調が悪かったりすると、心と体が元気を出せないこともあります。

それだけでなく、そんな調子の時は普段より思考もマイナスな方向に傾きがちになります。

そもそも人間は他の動物にはない『考える』という能力を持っています。
それは一つの物事に焦点を当てた時、そこから考えを発展させ新たな気付きを得ることのできる、人間の成長に不可欠な能力と言えるでしょう。

しかし優れた考える能力も、時にはマイナスな方向に働くことがあります。
何か一つの出来事をマイナスと捉え焦点が当たると、思考もどんどんマイナスな方向へ発展してしまうことがある、ということです。

マイナスを捉える思考がマイナスを呼ぶ、そんなマイナスのループに陥った時にどうすればいいのか。
それは、ループに抜け道を作ってあげることです。

「こんな事もあんな事も嫌なことばかりだ!」
とマイナスにばかり物事を捉えるのではなく
「今日はこんな嫌な事もあったけど、そういえばあんな事の中に少しはいいこともあったな」
というように、どんな事でもいいので、物事をプラスに捉えてみるのです。

本来、物事にプラスやマイナスという区分はなく、どれもあくまで出来事の一つです。
幸せも、それを人の心がプラスに捉えるから幸せに成るのです。
その意識と視点を持つだけで、マイナス方向へのループは途切れます。

「世の中捨てたものじゃない」という言葉があるように、誰にとっての毎日もそうなのです。
探して、見付けたそれをプラスと捉え自分で認められれば、それが幸せになるのです。

あなたの今日には、どんな幸せがありますか?
 

誰かと話をしていて、何となくもどかしさやすれ違いを感じることはありませんか?

その感覚は、相手が話をする時の表現方法があなたと異なることで起こるのかもしれません。
人には思考優位な人と感情優位な人がいて、どちらがいいというものではありませんが、自分と異なる表現方法を優位とする人とは話にすれ違いが起こることがあると言われているのです。

まずはご自身がどちらのタイプか見てみましょう。
あなたが普段話をする際の表現に近いのは次の二つのどちらですか?

ゞ饌療に説明することが得意、理屈っぽいと他人から言われる、話が理路整然としている。
「つまり」などの接続詞や「私は〜と思う」など説明口調を使うことが多い。

比喩的表現を用いて話をすることが得意、感情的と他人から言われる、とりとめのない話が多い。
「わぁ!」などの感嘆詞や「嬉しい!」など感情を直接的に語ることが多い。

いかがでしたか?
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他にも、思考優位の人は語る内容も饒舌で文章量が多かったり、感情優位の人は感覚的に直感的に豊かな表現を用いることが多かったりします。
では思考優位の人と感情優位の人がどのようにすれ違うのか、一例を挙げてみましょう。

A「あなたなんて嫌い!」
B「どうしてそんなことを言うの? 理由を教えてよ」
A(もう!いつも理屈ばっかりで私の気持ちを分かってくれない!)
B(もっと具体的に分かるように言ってくれれば改善できるのに…)

A は感情優位の人で、気持ちをそのまま語っていますがB の思考優位の人に理性的に返され、感情をないがしろにされた思いでいます。
一方B は建設的な話をしたくても感情ばかりで具体性の見えないA の話に困ってしまいます。

あくまで一例ですが、このように思考優位の人と感情優位の人とでは表現方法や物事への着眼点が異なるため、どうしてもこうしたすれ違いが起こりやすくなってしまいます。

それを防ぐためにも、相手が思考と感情のどちらを優位にしているかを踏まえ、思考優位の人には筋道の通る話を、感情優位の人には感情にも焦点を当てた話を意識してみてはいかがでしょうか?
相手から「この人は話が通じるな」と一目置かれるかもしれませんよ。
 

人とコミュニケーションを取る際に注意が必要なことの一つに、『解釈の違い』があります。

これは、同じ所作や言葉でもその意味するところは人によって異なるということを表します。
どういうことか、例を挙げてみましょう。

ピースサインが不和を招く?
日本では平和の象徴や写真を撮る時のポーズとしても馴染みのあるピースサインですが、このポーズが国によっては侮辱や揶揄を示すものだということをご存知でしょうか?
特にボディーランゲージは国によって解釈が異なる場合が多いため、例えば海外旅行で現地の人とコミュニケーションを図る時などでは、トラブルを防ぐためにもその国でNGな所作を予めチェックしておくことをおススメします。

度合いは人それぞれ
あなたが友人から「ちょっと困っている」と相談を受けたとします。
「ちょっと困っている」の「ちょっと」とはどの程度を指すものだと思いますか?
ちょっと、と言うくらいだから大したことないのでは、と思う方もいるかもしれません。
しかし実際は言葉と裏腹に本人は「死ぬほど」困っている場合もあるのです。

こうした明確でない度合いが語られる時、それを言葉通り解釈してしまうと上手く話がかみ合わなくなってしまうことがあります。
言葉は度合いを測れるよう数値化されて語られるものばかりではないため、こうした曖昧な度合いを持つ言葉は聴いている人の解釈で尺度化されてしまうおそれがあるのです。

人は自分の内なる世界の言葉や尺度で言葉を発します。
解釈は、自分の物差しで相手を見るということでもあると私は思っています。
そしてその物差しは人それぞれ違うため、自分の物差しでは相手の発する所作や言葉の意味するところを時には測り違えてしまうこともあるのです。

だからこそ、人とコミュニケーションを取る際には、人それぞれの解釈があるということを理解し、相手の物差しを確認しながら関わるようにすることで、よりすれ違いのない人間関係を築くことが可能になるのです。

相手と分かり合うために、相手と自分の物差しの違いを知ろうとする。
相手の世界観を尊重するためのこの確認は、カウンセリングの中でも大切に行われていることなのでした。
 

私たち人間は、考えることと行動することを繰り返しながら生きています。

中には無意識な行動というものもあるかもしれませんが、それも潜在的には意識が働いていると言えます。

考える自分と、行動する自分。
この二人の自分は、常に一連の動きをしているとは限りません。

例えば「やせたいと考えているのに、暴食をしてしまう」という状態があったとします。

頭では分かっているのに、行動が伴わない。
これは考える自分と行動する自分の足並みが揃わない状態と言えるでしょう。

思うだけで行動しなければ、目標が叶うことはありません。
逆を言えば、行動を起こす程に想いを高められれば、目標に向かって行くことができるのです。

「やせたいと考えているから、暴食してしまわないよう意志を強く持とう」

そんな風に、考える自分が行動する自分を上手く制御することができたなら、あなたの中の二人の自分は足並みを揃えて、目標に向かっていくのでしょう。

何かを成そうとする時、あなたの中には二人の自分がいるということを意識してみて下さい。
その二人の自分の手綱を取ることができるのもまた、あなた自身なのです。
 

統計数理研究所という機関が5年ごとに実施している『日本人の国民性調査』というものがあります。

調査は、回答者に日本人の長所として10項目の中から複数の項目を選択してもらい行うのですが、結果として『勤勉』 『礼儀正しい』 『親切』を挙げる人が7割以上となり、いずれも過去最高の選択率となりました。

およそ7割もの人が選択した日本人の長所。
そこに並べられた単語からは、単純に長所としての意味だけでなく「こんな風でいることが美徳」というような文化的社会的な風潮と言えるものが含まれているようにも思います。

後者の視点で結果を見たとするなら、日本人が10人の日本人と関わった時、相手が『勤勉』『礼儀正しい』『親切』であるはず、またはそうあるべきと考える人が7人はいるかもしれないということになります。
国民の長所として挙げられた項目が、個人の単位でも全体を重ねてそう在るべきものとして求められるかもしれないのです。

日本人は特に、他民族と比べて社会全体や協調性を大切にする民族だと言われています。
だからこそ「皆と違うもの」に対して敏感な面も持っていると考えられます。

特に仕事などで初対面の人と関わる時には、相手もこちらに対しまずは個人ではなく全体としての視点で「社会人の常識」を見てくるはずです。

例えば、礼儀正しくまじめに仕事をする人と、無礼で仕事も不真面目な態度の人がいたとして、今後も一緒に仕事をしたいと思えるのはどちらでしょうか?
その個人にどんなに魅力があったとしても、社会人として常識がないと判断されてしまったら、個人の評価もそれに伴い正しく行われない可能性があるのです。

今回紹介させて頂いた統計も、社会の人が全体をどう捉えているのかという視点で結果を見てみることで、社会という全体から見た自分を磨き、その上で本来の個人の評価をより高めることができるかもしれないですね。

統計数理研究所では、他にも様々な調査を行い、結果を公開しています。
ご興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。

『統計数理研究所』公式サイトは こちら