笑顔で楽しそうな表情をしている人と、眉間にシワを寄せて不機嫌な表情をしている人がいたとします。
あなたはどちらの人と関わりを持ちたいですか?

人には生まれ持った顔があり、それは整形でもしない限りパーツそのものが変化することはありません。

しかし表情は違います。
意識一つで、見る人の印象を変えることはできるのです。

特に社会の中では常に人と接する機会が発生します。
友好関係を築きたい人や、お客様に接する時など、場合によっては心とは裏腹の表情を作る必要もあるかもしれません。

例えばプライベートで嫌なことがあってどうしてもイライラしてしまっている時、仕事でお客様と接する際にその気持ちをそのまま表情に出すでしょうか?

おそらくは、仕事のプロであるならそんな心理状態でもお客様の前では笑顔を作るのではないでしょうか。

口角を上げてみたり、目を細めて笑ってみたり、表情を作るだけでなく、そこに相手を思いやったり満足してもらいたいという気持ちが籠っているのなら、さらにそれは表情に豊かさを含み表現されることでしょう。

ただし、表情を作る時に注意が必要なのは、自分の気持ちを押し込めすぎないことです。

場合によって、ネガティヴな感情を表情に出すことが適切でないからといって、例えば「イライラしちゃだめ」と自分がその時抱えている感情まで否認しなくてもいいのです。

大切なのは「今私はイライラしてるなぁ。けれどお客様の前ではその感情はちょっと置いておいて笑顔になろう」と、自分の感情を認めた上でネガティヴなものを今は出さないと選択することです。

時と場合という言葉がまさにその通りで、人間いつも笑顔でいたり機嫌の良い状態でいられるわけではありません。
だからそうでない時にどう振る舞うのか、場合によっては選択が必要になるのです。

表情は意識して作り出すことができるからこそ、その意識があるかないかで他人から見たあなたの印象やコミュニケーションの円滑さも変えられるかもしれません。

あなたは普段、どんな表情で人と接していますか?
 

個人で目標を立てたり改善努力をしていると、どこかで壁に突き当たり歩みが止まってしまうことがあります。

この壁を越えられるのか先が見えない不安がある…普段は強気な人でも時にはそんな風に弱気になってしまうことだってあるかもしれません。

そんな時は、周りを見回してみて下さい。

あなたの周りには、きっとあなたを応援し、協力してくれたり見守ってくれたりする人がいるはずです。

そういう人物に心当たりがない人は、協力してくれそうな人を周りで探してみて下さい。

自分に協力してくれたり見守ってくれる人など、協力関係にある他人が人生に介在することで、人は個人では発揮することのできない力量を発揮することができると言われています。

あの人がいるから頑張れる。
それと同じように、あなたも誰かに今この瞬間必要とされているかもしれません。

協力関係の形は様々です。
身近なところでもしそれを得ることができないのであれば、あなたが前に進むためにカウンセリングという手段も有効かもしれません。

そこではカウンセラーとクライエントが、クライエントの望む目標や悩みをテーマに、達成や解決に向けて協力関係を持って取り組んでいきます。

カウンセリングでも、身の回りの人でも、あなたが本来持っている力を最大限に発揮するために、あなたの力となってくれる人を探してみてはいかがでしょうか。
 

そろそろ来年の気配が見えてきた、という話を 以前の記事 でも書きましたが、あなたは今年一年を有効活用できていますか?

もしできていないと感じる方がいたら、一年といういう時間の過ごし方をより密度の高いものにするために、こんな考え方があるよというものをご紹介したいと思います。

それは、この一年で自分の命が終わると考えて過ごしてみること。

といっても、本当に命が終わるわけではありませんよ。
人は病気になったり、余命宣告などで命の期限を知った時、残された時間をどれほど貴重なものと捉えるか、と想像して頂ければ分かりやすいのではないでしょうか。

自分の命が、この一年で終わってしまうとしたら。

今日や明日を、目的なくだらだらと浪費するでしょうか?
きっと、自分の中でやり残したこと、本当にしたかったことに意識が向くはずです。

なのであなたの一年の過ごし方も、そうした視点を持って捉えてみることで、自分にとって本当に意味のある過ごし方に変わるのかもしれません。

私もそう考えると、今当たり前に過ごせている事が幸せだということや、考えているだけで行動に移せていない色々な事にもっと積極的になろうという気持ちになります。

この記事を読んだあなたの一年先と、今この時が、どうかより良いものになりますように。
 

毎日がせわしなく過ぎていると自分が感じる時、それが悪い意味でのストレスであるならば、普段より心や体がささくれ立っているかもしれません。

いつもならしないミスをしたり、周囲の何気ない一言に傷付いたり、わけもなく苛立ったり。

そんな自分が嫌だと思うのに、何とかしようと自分に目を向ける余裕が持てなくて、どんどん悪循環に陥ってしまう。

もしあなたが、今そうであるならば。
ちょっと頑張り過ぎているよ、という自分からのサインが出ているのかもしれません。

毎日をせわしないと思えるのは、それだけ自分に起こる色々なことを投げ出さずに向き合っているから。
楽をすることだってできるはずなのに、そうせずに自分なりに頑張っているから。

でも私たちは人間で、万能ではないから、何でも完璧に思い通りにこなせるわけじゃない。

今よりできるだけよりよく、そう目指す志は尊いけれど、理想と現実のギャップがあってそれでも無理して頑張り過ぎてしまうと、だんだん心や体は疲弊していってしまいます。

それを防ぐために有効な方法の一つとして、一日の中で一つだけ、あなたの頑張りを完結させ認めてあげるという方法があります。

どういうことかというと、例えば忙しくてできていなかった部屋の掃除を、部屋中を掃除するような余裕がなくてそのままになっていることに気がかりを感じている場合。

部屋中は無理でも、今日は机の上だけと決めてその一か所だけでも自分が納得のいく範囲で掃除をしてみましょう。

終わってみて、きれいに片付いた机の上を見たあなたは何を思うでしょうか?

それはあなたがしたかった掃除の何分の一かもしれないけれど、少なくともその後に机で作業をする時にはきっとある程度の充実感を感じているはずです。

そうして一日に一か所ずつでも掃除をしていったとしたら、いつの間にか部屋中の掃除ができていることでしょう。

そんな風に、部屋中の掃除という大きな気がかりがあった場合、今すぐ一度に解決するのが困難でも、分割して掃除をすることでいずれ目標が達成できるだけでなく、そこにかかる労力やストレスの負担も分割することができるのです。

このように一日にひとつ、小さな目標達成をしてあげることで、あなたの頑張りは完結し、それが充実感となり心や体を癒していくのです。

因みにこの考え方はカウンセリングにも通じるもので、色々なことが重なって自分ではどうにもならないと悩まれているクライエントに対し、その重なった色々なことをカウンセラーと一緒に整理していくことで、悩みを本来の一つ一つのカテゴリーに分類することができ、それによって一つ一つであればクライエント自身によって自然と解決ができるようになる、というものです。

一日ひとつの充実を。

頑張っているあなたに、充実感というご褒美をあげてみてはいかがでしょうか?
 

気遣いや思いやり、やさしさに触れると、あたたかい気持ちになる。

当たり前にそこにあると、気付けないかもしれない。
例えば家族や友人からやさしくされた時、ちゃんと感謝できているだろうか。

「 ありがとう 」の一言が、お互いを繋いでくれる。
想ってくれた人に対して、それがちゃんと届いたことを伝えよう。

「 ありがとう 」

その一言で、自分の周りの世界は少しだけやさしくなれる。