人にはそれぞれ個性というものがあります。

得意なこと、苦手なこと、好きなもの、嫌いなもの、生まれ育った環境、経験してきたこと。
それらが全く同じという人は、この世界に二人といません。

にもかかわらず、人は他人と自分を比べようとしてしまうことがあります。

友人同士のグループなど、何かに属すために自分と他人には同じ部分があるのではないか、同じでなければいけないのではないかと、所属欲求を満たすため。

自他の違いを自覚し始め、自分という存在を周りに認めてもらうため、人と異なる部分を見付けて優劣や評価を求めるなど、承認欲求を満たすため。

どちらも、人間に備わっている欲求ではありますが、それに囚われ過ぎてしまうことで逆に自分というものを見失ってしまうことがあります。

カウンセリングの中でも、そうした概念に囚われて悩みとされている方もいらっしゃいます。

私たちカウンセラーは、そうしたクライエントを前にした時、受容的な関わりを大切にします。
カウンセラーは、目の前のクライエントに対し評価を下したり批判的な態度を示したりはしません。

目の前に、何か自分の個性に悩みを持ってカウンセリングに訪れた人がいる。
その事実が大切であり、クライエントの個性に良し悪しはなく、そもそもそれをカウンセラーが決めることはないからです。

クライエントの個性を尊重する場所、それがカウンセリングの場なのです。

カウンセリングの場において、個性を隠したり、否定したり、誰かと比べたりする必要はありません。
あるがまま自分らしく在るために、そのためのお手伝いをカウンセリングでは行うことができます。

私もカウンセラーとして、この世界に二人といない誰かに出会える機会を大切にお待ちしております。
 

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