苦手な方はごめんなさい。今日はヤモリのお話です。
 


写真は以前に私の実家で撮影したヤモリです。

何年前かは忘れてしまいましたが、いつからか実家で見かけるようになり、毎年繁殖して世代交代が続いているようです。

ヤモリは「家守」という字でも示す通り、日本では古くから家を守る縁起物として大切にされてきた風習があります。

実家では、特に玄関の外でよく見かけていたのですが、玄関先で発生した虫を捕食してくれていたので、虫が苦手な私としてはかなりありがたかったです。

写真のヤモリの姿が白いのは、実家の壁の色に体色を変化させているからです。白いというところが、また縁起物らしい感じがします。

近くで見るとまん丸の目がつぶらで案外かわいい顔をしています。
ヤモリは動きがすばやく、警戒心も強いので、玄関を出入りする人がいると「ばたばたばた!」という動きでどこかへいなくなってしまいます。

けれど中には鈍い子もいるようで、私が夜に帰宅して玄関の軒下に入った時にやっと気付いたのか動き始め、焦って逃げようとしたからか天井から落下してくるヤモリもいました。

鍵を開けようと伸ばした手に「ぼと」とヤモリが降ってきた時は、ヤモリが好きな私でもさすがに驚いてちょっと叫んでしまいました。

そんなヤモリの間抜けな姿も、何を考えているのか分からない所も私は好きで、毎年5月頃になるといつヤモリが出始めるのかと楽しみにしていました。

きっと今年も実家では、ヤモリが玄関先の壁にへばりついていることでしょう。
実家を離れてしまった身としては、ヤモリにこれからも家を見守っていてほしいと思うのでした。
 

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