統計数理研究所という機関が5年ごとに実施している『日本人の国民性調査』というものがあります。

調査は、回答者に日本人の長所として10項目の中から複数の項目を選択してもらい行うのですが、結果として『勤勉』 『礼儀正しい』 『親切』を挙げる人が7割以上となり、いずれも過去最高の選択率となりました。

およそ7割もの人が選択した日本人の長所。
そこに並べられた単語からは、単純に長所としての意味だけでなく「こんな風でいることが美徳」というような文化的社会的な風潮と言えるものが含まれているようにも思います。

後者の視点で結果を見たとするなら、日本人が10人の日本人と関わった時、相手が『勤勉』『礼儀正しい』『親切』であるはず、またはそうあるべきと考える人が7人はいるかもしれないということになります。
国民の長所として挙げられた項目が、個人の単位でも全体を重ねてそう在るべきものとして求められるかもしれないのです。

日本人は特に、他民族と比べて社会全体や協調性を大切にする民族だと言われています。
だからこそ「皆と違うもの」に対して敏感な面も持っていると考えられます。

特に仕事などで初対面の人と関わる時には、相手もこちらに対しまずは個人ではなく全体としての視点で「社会人の常識」を見てくるはずです。

例えば、礼儀正しくまじめに仕事をする人と、無礼で仕事も不真面目な態度の人がいたとして、今後も一緒に仕事をしたいと思えるのはどちらでしょうか?
その個人にどんなに魅力があったとしても、社会人として常識がないと判断されてしまったら、個人の評価もそれに伴い正しく行われない可能性があるのです。

今回紹介させて頂いた統計も、社会の人が全体をどう捉えているのかという視点で結果を見てみることで、社会という全体から見た自分を磨き、その上で本来の個人の評価をより高めることができるかもしれないですね。

統計数理研究所では、他にも様々な調査を行い、結果を公開しています。
ご興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。

『統計数理研究所』公式サイトは こちら
 

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