人にはそれぞれ価値観があって、同じように見えても感じても、微妙なところで違いがある。

自分と他人は違うから、全く同じ価値観の人などいないから、出会い関わることが面白くもあるのだけれど、時々その違いに戸惑ってしまったりもする。

人と関わるということは、お互いの価値観を知り、相手の価値観を受け容れたり、すり合わせをしながら、お互いを可能な範囲で尊重し合うことなのだと私は思う。

赤の他人はもとより、それは家族や友人のような親しい人であっても同じで。
(むしろその場合は親しいからこそ価値観に思い込みが生じてしまう危険性もある)

カウンセラーという仕事をしていると、人の心が読めるというような印象を持たれることがあるが、逆に人の心というものの複雑さを知っているからこそ、それが容易でないことや知ったようなつもりがいかに危険かを自覚して慎重にならなければと心に留めている。

自分自身の心を含めて、心を扱うということの難しさを痛感しながらも、それでもやはり私は自分が選んだこの道を大切に進み続けたい。

だからもっともっと、今自分に何ができるのか、私は自分に問いかけ続けている。
 

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